2014-07-27 公開 / 2014-08-07 更新
連日暑い日が続いております・・・
昨日、広島の阪井さんへ行ってきました。気温は35℃・・・池水温は27.5℃
「この水温になると大きい鯉は余りエサを食べないよね」と言いつつ、エサやりについて色々と話しました。
同じモチベーション(目標)を持ってる阪井健太郎氏とは話しも盛り上がります。
ここ最近、電話にてお問合せ頂く事で一番多いのが「エサ食い」に関して・・・・
「突然コイがエサを食べなくなった」と・・・・
先ず考えられるのは「水温」・・・明2歳位までのコイは別(28℃位までなら良く食べます)として水温が27℃を越してくると極端に「エサ食い」が落ちます。
解決策は新水を補充して水温を下げるしか有りません。地下水を利用してる方は良いのですが、水道水を利用してる方はコスト的にも新水をドンドンと注入するのは非常に難しいですよね。
なので水温が出来るだけ低い早朝か夕方(夜)にエサを与えると食べてくれます。また浮上性を与えてる方は沈下性に変更すると食べるようになりますよ。
次に鯉がエサを食べなくなる理由は・・・・ペーハーの低下です。PHが低下すると鯉は基本ビクビクして底に固まります。少しの物音でビックリしたりジャンプしたりする事があります。
バクテリアの働きを簡単に説明をすると・・・・鯉の糞尿により「アンモニア(有害)」が発生>>>ニトロソナモスと呼ばれるバクテリアによって「亜硝酸(有害)」に分解されます>>>さらにこの「亜硝酸(有害)はニトロバクターと呼ばれるバクテリアによって「硝酸塩(無害)」に分解されます。
エサを沢山与えるこの時期は鯉達の糞尿も多く、バクテリアも超活発になりドンドン硝酸塩に分解していきます。
そしてこの「硝酸塩」がペーハーを下げる(酸性状態)要因になります。(経験上PHの下がった水は少し茶褐色に見えます。)★決して酸性の水が悪いとは言いませんが経験上、低PHになると錦鯉はエサ食いが落ちます。
余りPHが下がらないように新水を多くするとかカキ殻を入れてペーハーを中性にするようにして頂くとエサ食いが余り落ちない気がします。
マメにPH測定キットでチェックして下さいね。
最後は寄生虫のせいでエサ食いが落ちる事が有ります。寄生虫が付くと鯉達は池底に固まり頻繁に体を擦ります。こうなるとエサは食べなくなるは、体にキズが付くはで大変な事になります。
一度コイを掬って観察してみて下さい。但し、春先に「キチンと」寄生虫駆除を行った池は新しいコイを入れたり、川などからの水を注入しない限り寄生虫が発生する事は考えにくいので上記2点が原因の可能性があります。
見識者の方に言わせると不十分な事だらけの内容かもしれませんが、今回の投稿は現場にて多くの錦鯉を成育させ、経験した事を投稿させて頂きました。
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