2019-10-23 公開 / 2019-10-22 更新
大日会…今年で20年目を迎えます。最初の頃は色々とトラブルもあり大変でしたが何とか皆様のお蔭で第20回目の記念すべき年を迎える事が出来ました。20年前、僕が25歳、太君が26歳…鯉もろくに売れず悩んでたウチも大日も『何かしなきゃ』と思い、始めた大日会でした。今思い起こせば第1回目の大日会なんかは、販売鯉の3分の2以上が売れ残るという大失敗イベントでした。イベント終了後に毎回2人で『いつかは成功する!!』と心に誓い続けて来ました。そして遂に奇跡が起こりました。大日会出身鯉…しかもイベント時に売れ残り、後日たったの『5万円※預代込』で販売した昭和…その名も『さくら』が世界一を獲得しました。世界中の方が本当の『錦鯉の魅力』に触れた瞬間だったと思います。決して否定する訳では無いですが、ここ最近は『超錦鯉バブル』で僕(流通業者)も生産者も頭がイカれてしまってます。1匹2億円までいってしまいました。御三家以外の価格も軒並み跳ね上がり所謂『超富裕層』にしか手が出せない品物になりました。ここ10年、物凄い勢いで海外では『一大錦鯉ブーム』に火がつき需要と供給のバランスが崩れ、そして『錦鯉の品薄状態』が続いた結果が今の『超錦鯉バブル』に繋がりました。世界中に日本の国魚『錦鯉』が広がり錦鯉に携われてる事に誇りを持てるようになりました。メディアでもドンドン取り上げられ今まで錦鯉の事をよく知らなかった人までもが錦鯉に興味を持ってくれました。これは正に『超錦鯉バブル』が起こした錦鯉業界にとっての大きな大きなコマーシャルだったはずです。ただ『超錦鯉バブル』も今年が最後の年です。間もなく崩壊します。ここ15年間前線で錦鯉業界を見て来ましたが間もなく『超錦鯉バブル』に終止符が打たれます。何度も言いますが、このバブルのお蔭で物凄い多くの方が錦鯉を始め、物凄い多くの方が錦鯉を知りました。ただ、その反面、物凄い多くの方が錦鯉を止めました。大日会20年目を迎えますが第1回目から毎年参加して頂いてる方が数名お見えになられます。心から尊敬し感謝致します。大日会、20年目の節目を迎える今年、始めた頃の初心に戻り、いきなり大きくは方向転換出来ませんが少しずつ逆回転して錦鯉の本当の魅力をお伝え出来るよう生産者さんと相談しながらNew成田養魚園を再スタートさせたいと思います。
長々とお付き合い頂き誠にありがとうございました。
この記事を書いた人のご紹介
成田 隆輝
皆様の錦鯉ライフをトータルサポート」を成田養魚園の使命と考えています。ぜひ、一度お問い合わせください。