2013-06-30 公開 / 2014-08-25 更新
ここ最近、頻繁に問い合わせがあります・・・
何の問い合わせかと言うと「エラ病」です。
梅雨の時期は水温が上がったり下がったり、低気圧のせいで溶存酸素が低下したりと鯉達にとっては余り過ごしやすい時期ではありません。
水温はそこそこ高いので餌は欲しがるし、与えれば与えただけ食べ尽くしてしまいます。
皆さんは鯉が大好きですよね・・・・ついつい良く食べると与え過ぎになりがちです。
梅雨が明け、いよいよ「夏本番」という時期ならそこそこ与えてもらってもOKなんですが・・・・
梅雨時期の給餌量は「餌が少ないなぁ~」程度にして下さいね。
先ずは給餌に関してでした。
今から僕なりの「エラ病早期発見」・・・経験で分かり易くお話させて頂きます。
「鯉が浮いてエラをパカパカしてボーとしているっ!!」・・・・これは「エラ病」としては結構「末期の状態」です。高確率で死に至ります。
ココまで放置してはいけません!!そこで誰でも出来る「早期発見方法」を記載します。参考にして下さい。
毎日の観察の中で「いつもと違うっ」と感じる時はありませんか????
今からの例えはあくまでも寄生虫(イカリ虫・ウオジラミ)を駆除し、濾過槽が汚れてない状態を想定してお話させて頂きます。
例えば・・・・
①元気の良い鯉たちは朝一バラバラに広がって泳いでいます>>>もし隅に固まって沈んでたら疑惑を持って下さい。
②いつもと同じ餌量を与えたのに・・・・>>>もし少しでも「食い」が悪かったら疑惑を持って下さい。
③餌を与える前に・・・・>>>もし水面にいつもより泡が多く浮いてたら疑惑を持って下さい。
④ジーと見てて・・・・>>>もしエラをいつもより早く動かしていたら疑惑を持って下さい。
⑤ジーと見てて・・・・>>>肌が少しでも充血してたら疑惑を持って下さい。
⑥ジーと鯉を下から覗き込んで・・・・>>>腹びれの元が充血してたら疑惑を持って下さい。
①~⑥は決して発見するのが難しいわけではありません。1つでも発見したら警告です。何かがおかしい状況です。
先ずは餌止めをして下さい。それから2日(48時間)様子を見て下さい・・・
何も改善されない場合は塩を入れましょう・・・・塩は薬ではありませんが、物凄くストレスを緩和してくれます。
塩の量は鯉の状態にもよりますが、1㌧に3㌔から5㌔(塩分濃度0.3~0.5%)を投入して下さい。
塩を池に入れる際はドバドバっと直接池に入れないで下さい。
大変手間になりますが、オケと水中ポンプを使用して丁寧に塩を溶かしながら入れて下さい。(必須)
塩を入れた時は止水して下さい。
万が一、漏水や蒸発により水位が下がる場合は水を少しずつ補充して頂いてもOKですが、塩分濃度が薄くなった分だけ常に塩を足して下さい。
これで一先ずOKです。餌を止めた状態で最低5日間は観察して下さい。
大抵はこれで改善されますが、もし改善されない場合は成田養魚園までお気軽にお問合せ下さい。
改善した場合は一気に水替えはしないで下さい。「チョロチョロ」と新水を出して1週間から10日間くらい掛けて少しずつ塩分濃度を薄めて真水にして下さい。
長々としたブログの購読ありがとう御座いました。
大事な命です・・・少しでも長生きさせてあげて下さい。
エラ病になったら・・・
一番良い方法は「塩・パラ薬浴」です。
水1000リッターに対して塩5㌔、観パラD100ccで薬浴して下さい。
よく薬浴する水を飼育水を利用する方が見えますが、薬浴する際の水は新水(カルキを抜いて、池水と同じ水温にした水)を使用して下さい。
また、薬浴をする際は必ず「遮光」して下さい。
もっと詳しく知りたい方はお気軽にお問合せ下さい。
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